宮城県仙台市にある在宅支援チームフォーレストの役員(理学療法士)がつづるブログです。
http://www.team-forest.net/

※掲載されている写真は、個人情報保護法に基づき許可を得て掲載されています。

<< 情報源 「リハ医の独白」 | main | いよいよ >>
ゆくえ

 成長戦略を中心とした「骨太の方針2016」を、G7前までに策定するよう安倍総理から指示が出ている中、4月4日に経済財政諮問会議が開かれました。記事をコピペします。

 安倍総理は「訪米を通じて世界経済の不透明感の高まりに対し、G7こそが持続的かつ力強い成長を牽引しなければならないと再認識した」とし「各国首脳などから日本のリーダーシップへの強い期待感も感じた」と述べた。そのうえで「G7に強いコミットメントと政策協調が求められている」とし「我が国が600兆円経済に向けた確固たる道筋を示していくことは極めて重要だ」と語った。
 安倍総理は「骨太の方針に大胆かつ説得力のある施策を盛り込むため、石原伸晃経済財政政策担当大臣には重点的に取り組むべき施策を絞り込み、GDP600兆円にどのように寄与するのかを具体的に示していただきたい」と指示した。また「実効性のある歳出改革も(骨太の方針に)盛り込んでいく」とした。安倍総理は「予算の質が抜本的に向上し、無駄が徹底排除されるよう関係大臣において早急に具体的検討を行い、骨太の方針に盛り込んでいただきたい」と要請した。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 さて今回の4月4日の経済財政諮問会議の資料や議事録をみてみると、厚生労働大臣も資料を提出し、医療・介護についても審議が行われました。
 「介護保険制度における保険者機能の強化や給付の適正化に向けて市町村の取組を一層促進する観点からのインセンティブ付け等の検討」について、経済・財政一体改革推進委員会(※1)提出資料や厚生労働大臣提出資料に載っており、審議されました。
 骨太の方針2015にある「要介護認定率や一人当たり介護給付費の地域差について、高齢化の程度、介護予防活動の状況、サービスの利用動向や事業所の状況等を含めて分析し、保険者である市町村による給付費の適正化に向けた取組を一層促す観点から、制度的な対応も含めた検討を行う。」に基づいたものです。
 なおこの点ついては、社会保障審議会介護保険部会でも4月22日に議論されるようです。

※1
 経済財政諮問会議には経済・財政一体改革推進委員会が設けられ、各分野のワーキンググループが設置され議論されています。ここでの議論の結果が、財政諮問会議に上がる形のようです。社会保障ワーキンググループでは、専門委員のもとで、必要に応じ財務省や厚生労働省の見解を求めつつ議論が行われるようです。現在はもっぱら「保険者機能」「見える化」「KPI」をキーワードに議論が進んでいることがみてとれます。この点については、財務省に厚生労働省も同調する姿勢のようで、早期に政策に反映されてくると思います。

 フォーレストは、公共性の高い事業者としてはもとより、障害を持たれた方々の生活再構築を担う者達の責任として、市区町村との繋がりをより深めていく必要性を強く感じています。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 なお、社会保障ワーキンググループにおいて、「軽度者に対する生活援助サービス・福祉用具貸与等やその他の給付について、給付の見直しや地域支援事業への移行、負担の在り方」については、まだ議論された形跡はありません。
 財務省の見解に対して厚生労働省側の見解は、下記の通りとなっています。
●要支援者に対する訪問介護・通所介護の保険給付について見直し、平成27年4月に総合事業への移行が始まったばかりであり、この円滑な施行を進めることが必要。予防給付に存続しているサービスについては、限られた財源や人材を要介護者へ重点化していく観点から、実態を把握した上で、個別のサービスごとに検討。
●福祉用具貸与については、福祉用具貸与の対象種目の一部を購入対象とすることや、軽度者(財務省以外の官邸(経済財政諮問会議及びワーキンググループ)や厚生労働省の「軽度者」の定義は未定義)への貸与の見直しなどを検討。
●住宅改修の実施状況の見える化について、今年度の調査研究事業において、優良な事例の公表や、実績を集積し共有化していく仕組みを検討。
Posted by : forest-hokke | 記事ピックアップ・制度改定 | 21:55 | comments(0) | trackbacks(0)| - |
コメント









この記事のトラックバックURL
http://forest-hokke.jugem.jp/trackback/104
TOP