宮城県仙台市にある在宅支援チームフォーレストの役員(理学療法士)がつづるブログです。
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2016年という年

新年早々、世界は大きく動いています。
中東では、ISやシリアに加え、宗派や原油などを背景としたイランとサウジアラビア等との対立が表面化しました。原油価格の低下は、王国経済やソ連などの産油国の経済を直撃しています。中東における更なる事態の悪化は、世界大戦の再来をも予感させる大きな懸念材料となっています。
欧州では、ユーロ圏の国間格差や緊縮財政の限界を浮き彫りにしたギリシャ危機に加え、大量のシリア難民問題とテロによる社会不安により、EUの連帯という基本理念が大きく問われていくと言われています。
中国では、尖閣諸島や南沙諸島に加え、共産主義下での市場経済の歪みは、抑えきれない状況にまで拡大し、国際経済への影響が大きく懸念されています。
アメリカでは、大規模金融緩和により堅調な経済を取り戻したため、金融緩和政策は転換点を迎えました。これにより、世界に流れた緩和マネーがアメリカに戻り、新興国経済への影響が懸念されています。
 
一方、日本では国会が始まりましたが、政府与党の強さが目立ちます。野党間の争いや、政府与党に対峙する政策が示されて議論されない現状に、虚しさを感じます。
日本経済は、デフレスパイラルの最悪な状況ではなくなったものの、2%の目標にはまだまだ遠い状況です。金融政策の黒田バズーカと言われる大規模金融緩和によって押し上げようとしているものの、財政政策の消費増税や緊縮財政によって逆に押し下げている矛盾があるとも言われています。
世界情勢により日本経済の不透明感が増す中で、夏には参議院議員選挙(既に衆参同時とも言われています)が行われます。これにタイミングを合わせて、10%消費増税回避に転換し、緊縮財政から成長政策に転換し、社会保障を人質に取った財源論から脱却することを願い、大きく期待したいと思います。当面の最後のチャンスだと思います。これにより、2018年の診療報酬と介護報酬の同時改定の方向性を占うこともできます。
これまでブログにも書いてきましたが、経済成長(GDPアップ)を目指し、その成長を社会保障などで再分配していく姿が、健全な豊かな社会の基本だと考えるからです。
 
フォーレストは日々切磋琢磨して臨床を積み重ねていますが、フォーレスト自身も、そして利用者の方々も、社会保障政策の影響を大きく受けます。
前回の2014年の診療報酬改定により、利用者や家族の方々のニーズは大きく変化しました。2015年の介護報酬改定も然りです。今年2016年の4月には、診療報酬改定が行われます。本体部分は+0.49%の改定ですが、その中身は決定していません。入院医療を機能分化させる方向は、2014年は強烈な改定でしたが、強弱はさておき今回も方向性は変わりません。リハ関係では、回復期リハ病棟が適正化されるとともに、医療保険によるリハ制限の猶予が外される可能性が高いと言われています。薬関係では、服薬管理関係が議論になり、いわゆる門前薬局から「かかりつけ薬局」へ変わる見通しのようです。
 
いずれにしても、様々なことが利用者の方々や、これから利用していただく方々や、フォーレストに降りかかってくると思います。しかしどんな事があろうと柔軟かつ力強く、皆さんと共に歩んでいきたいと思います。というよりも、皆さんが必要として下さる限り、フォーレストは柔軟かつ力強く皆さんと共に歩んでいきます。
利用者や家族の皆さん、これから出会うであろう皆さん、ケアマネの皆さん、医療関係の皆さん、介護関係の皆さん、行政関係の皆さん、地場企業の皆さん、そして職員の皆さん一人ひとりと共に…


 

Posted by : forest-hokke | 日々 | 13:19 | comments(0) | trackbacks(0)| - |
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