宮城県仙台市にある在宅支援チームフォーレストの役員(理学療法士)がつづるブログです。
http://www.team-forest.net/

※掲載されている写真は、個人情報保護法に基づき許可を得て掲載されています。

滋賀にて 第2話

滋賀にて、理学療法士や作業療法士の方々にお話しする機会をいただきました。

 

(2)必要に応じその必要量を提供する(提供できるようにしていく)

  主に一般病棟を想定して

 

在宅支援の場に立つと、理学療法士や作業療法士のフォローを受けずに退院してくる患者さんが多い事を知ります。

そして、それが患者さんの不利益になっていると感じる事が少なくありません。

 

皆さんが勤務されている病院において、運動機能や能力、生活機能に変化が起きた(起きる)にもかかわらず、理学療法士や作業療法士のフォローが無いまま退院なさる患者さんは、どの程度いらっしゃるでしょうか?

ぜひ一度、外界を見回していただきたいと思います。

如何でしょうか?

 

 

「退院調整加算」から「退院支援加算」、そして今回「入院時支援加算の新設」「 退院支援加算への名称変更」のインセンティブにより、病院全体で『入退院支援システム』が整備されている病院が多いことと思います。

理学療法士や作業療法士が、このシステムによって病院全体に、そして診療科を横断的にかかわることができれば、患者さんにとってとても有益ではないかと思います。

 

システムのスクリーニングによる早期抽出に基づいて、

幅広い診療科の医師による判断により指示を得て、

『障害や運動機能・能力の見地から、生活の見通しを説明し、想定した生活に向けての適応練習や連携業務を行い算定する』

 

 

命題である早期退院・在宅復帰・連携に貢献していくことは、理学療法士や作業療法士にとっても必要不可欠です。

いわゆる“退院させられる”という感覚を少しでも減らし、「退院できる価値」を生産していく横断的なチームに加わることができれば、新たな世界観が広がっていくと信じます。

 

 

つづく

 

 

 

 

 

 

 

 “退院時共同指導料”

病院の医師及び看護職員が実施した場合に限られていましたが、「理学療法士や作業療法士、薬剤師、管理栄養士、社会福祉士」が実施する場合も算定できるように見直されました。

 

“一般病棟”

7対1病棟が増えすぎているものの、10対1病棟との差異が大きいために10対1病棟への再編が進まないと分析されていました。そのため7対1病棟を3つに細分化し、再編用の入院料2と3を設けることで、再編に向けてインセンティブがなされました。

 

Posted by : forest-hokke | 社会保障を考える | 21:49 | comments(0) | trackbacks(0)| - |
滋賀にて

滋賀にて、お話しする機会をいただきました。

 

 

 

お声がけ下さったのは、代表や私が学生時代から尊敬する冨田昌夫先生です。

治療概念の教科書として代表や私を育ててくれた“Steps to Follow”“Right in the Midlle Perception”を当時次々と翻訳され、研修会で幾度かご指導をいただいた先生です。

また、研修会での質問に対して繕うことなく「それは、わからない」と答えられている姿に、臨床やリーズニングに対する謙虚さや誠実さ、成長するための原点をも示して下さいました。

3年前より、弊社研修会にお越しいただいているのですが、その姿勢は変わらず、新たな概念や手法に貪欲に挑まれ、常に進化されておられます。

 

さて私は今回、診療報酬や介護報酬改定をも踏まえて「専門領域を社会から委ねられているからには、社会に対して『果たすべき責任・義務』がある」という話をさせていただきました。

社会に対して『果たすべき責任・義務』とは

委ねられた専門領域について

(1)より良質なものを提供する(提供できるようにしていく)

(2)必要に応じその必要量を提供する(提供できるようにしていく)

ことが基本だと考えています。

 

(1)では、昨今の制度改正や報酬改定が患者さんに及ぼす影響を踏まえて、治療概念をそれに適応させていく取り組みの必要性について触れさせていただきました。

冨田先生も、早期過剰代償、褥瘡予防対策の弊害などを通して、具体例を説明して下さいました。

弊害を憂うに留まることなく、ならば弊害を押さえ込みつつ求められる結果(敢えて言えば、求められる数値)を出していく事が『果たすべき責任・義務』だと思うのです。

この視点での研鑽が活発に議論され、道が示されていく事を願いつつ…

 

 

第2話につづく   かな?

 

 

 

 

 

Posted by : forest-hokke | 社会保障を考える | 21:53 | comments(0) | trackbacks(0)| - |
1月24日診療報酬改定○○版

昨日1月24日の中医協にて、診療報酬の○○点版が出ました。

http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000191961.html

私なりに関連する事項を抽出しましたので速報します。

なお、介護報酬は明日1月26日です。 

 

 

【入院料関係】

 

● 7対1一般病棟入院料

・重症度、医療・看護必要度 の該当患者割合により、入院料を1種類から3種類に再編(現行より低い基準を新設。指標が低い病棟は低い基準へ。10対1病棟への転換の促しも)

 

● 地域包括ケア病棟

・在宅等との連携実績により、入院料を2種類から4種類に再編(在宅との連携を促す)

・在宅復帰率の適正化(老健と療養病棟を分子(在宅扱い)から除外。在宅との連携を促す)

 

● 回リハ病棟

・リハ充実加算を廃止し、実績指数(1日あたりのFIM得点の増加を示す指数)を採用

・重症割合、実績指数、在宅復帰率により、入院料を3種類から6種類に再編

(実施密度から実績指数へ。より実績指数が得られる患者に絞り込み?。在宅復帰率の割合も強化?)

・栄養管理を評価

・疾患別リハ日数の制限除外に、回リハ病棟退院後3ヶ月を追加

 

● 介護保険の介護医療院創設に関連する改定(在宅復帰率等において在宅の扱い。介護療養型医療施設等々の転換先

 

● 診療情報提供料気砲弔い董居宅介護支援事業者に対して退院前も算定可能に

 

 

 

【訪問看護】

・(PT等訪問)初回、状態変化時に看護師訪問が必要

・退院時共同指導の充実

・自治体への情報提供を、特掲7と特掲8に制限

・介護職への吸引指導等の加算(新設)

・機能強化型ステーションの評価

・24時間対応の充実

・ターミナルの要件追加し充実

・医療的ケア児の長時間訪問の頻度増

・乳幼児加算及び幼児加算の充実

 

訪問看護関係で医療施設では…

・退院時共同指導の充実

・主治医が他の医療機関に入院させる際、訪問看護からの情報提供も併せて情報提供した場合に加算(新設)

 

 

 

【在宅医療関係】

・複数医療機関が行う訪問診療を評価(新設)

・在支診以外でも在総管加算(新設)

・月2回以上の往診の要件新設と充実

 

 

 

【疾患別リハ】

・介護認定者に対する日数制限を1年延長し、平成 31 4 月以降は認めない

・日数制限除外に、回リハ病棟退院後3ヶ月を追加

 

 

 

 

Posted by : forest-hokke | 記事ピックアップ・制度改定 | 11:20 | comments(0) | trackbacks(0)| - |
IT化

弊社もすっかりIT化の波に飲み込まれています。

 

訪問事業部は、各職員にタブレットが支給されています。算定や各種報告書、スケジュール管理での使用のみならず、24時間利用登録している利用者情報の共有や、社内SNSも多用しています。利用者毎にグループ化してリアルタイムに情報交換したり、必要時は医療機関もそのグループに参加してきます。クラウドやリモートコントロール技術の進歩のお陰で、情報セキュリティにも対応できています。事務所には20台を超えるパソコンが並んでいます。

福祉用具事業部は、細かい計画書への入力作業が必要なため、タブレットではなくノートパソコンを持ち歩いて、各職員の事務所パソコンをリモートコントロールしてもらう方向で検討中です。

各通所事業所には、3台以上のパソコンを置いています。

弊社の各事業所はネットワーク(VPN)で常時繋がっており、作られたファイルは全てサーバーに置かれていて、離れた場所2か所でバックアップされています。勝手に暗号化されてしまうランサムウイルスにも対応しました。

 

時にパソコンやタブレットの不具合が原因となり、業務に大きな支障をきたしています。

タブレットの故障はお手上げです。導入して2年が経過したので、新機種に更新になります。新機種更新も、落ち着くまで手間がかかるんですよね(泣)IT委員会の皆さん、ヨロシク!

直近のwindows10メジャーアップデートは時間がかなりかかりました。アップデート中の不具合により、いくつかのパソコンが廃棄となりました。業務中に更新してしまい、半日単位で業務が遅れた職員もいました。

また、wordにて日本語入力中にフリーズ頻発したり、日本語変換そのものができない現象への対応にも追われました。結局、原因はmicrosoft IMEとの関連で問題が発生しているようで、google日本語入力にIMEを変更し問題解決しました。

 

弊社の規模ですら、windows10の更新にこれだけ右往左往させられているわけで、世の中が対応できている事が不思議に思えてなりません。

windows10については、機能更新とセキュリティ更新を分けて、セキュリティ更新だけに限定する設定ができるようになる事を、とにかく切望します!!!!!!!!!!!!

 

 

 

 

 

 

Posted by : forest-hokke | 日々 | 23:25 | comments(0) | trackbacks(0)| - |
2018年

2018年は、診療報酬・介護報酬同時改定の年になります。

 

フォーレスト各事業の改定への対応は、既に描かれている事柄も多くありますし、粛々と進めていきたいと思います。

 

何よりも大切な事。

ここ数回の診療報酬改定によって地域(在宅支援)に押し寄せてきている波に、未だ対応しきれていないと自問自答し葛藤ている中で、更なる診療報酬改定を迎えてしまう事になります。

 

高医療依存の利用者の方々を通して、高度・急性期病院や、在宅の先生方などとの繋がりは着実に増えています。しかし同時に、あらゆる意味で厳しさも増しています。

その一方で、リハビリテーション医療における医療機関との繋がりは、埋没しきっていて不透明なものとなっています。

 

地域の受け皿として、医療機関と『早く深く共に取り組める』ようにするためには? 対応力の横の広さは? 使っていただき易くするためには? わかりやすい体制にするためには? 新しい繋がりをつくる方策とは? 私達を知っていただく情報発信とは? ・・・? ・・・?

 

日々の臨床での取り組みを基礎として、その在り方について様々な見地から包括的にみつめ、成長した成果を出す一年にしていきたいと思います。

 

 

 

 

Posted by : forest-hokke | 日々 | 07:12 | comments(0) | trackbacks(0)| - |
ポスター発表グランプリ受賞

第7回日本リハビリテーション栄養学会 in Sendai に参加してきました。

様々な職域が参加している1,000人を超える大会でした。

 

 

 

 

 

弊社では、ひとつの現場から生まれた栄養支援の取り組みが、全社的な取り組みに広がりつつあります。

ご利用者へのアプローチ、ご家族へのアプローチ、連携事業者さんへのアプローチ、地域へのアプローチが研鑽されています。

 

  

 

 

 

 

今回若者達が中心となり、その取り組みから得られたデータを分析すべく、多くの先行論文を調べて知見を深めていった結果、ポスター発表をすることができました。

 

 

 

 

 

そして、なんとポスター発表グランプリを受賞することができました。とても感謝です!

 

 

 

 

 

栄養サポートチーム(NST)、そしてNST制度構築のパイオニアである東口盪崟萓犬瞭段鵡岷蕕鯤垢ことができました。

取り組みを "地域" に広げようとされているパイオニアの「熱」に、身震いを覚えました。

https://www.jspen.jp/%E7%90%86%E4%BA%8B%E9%95%B7%E6%8C%A8%E6%8B%B6

http://www.wavescafe.pw/

 

 

 

私達も「熱」をベースに、これからも取り組んでいきたいと思います。

 

 

 

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地域の熱きパイオニアの大友先輩が隣のポスターでした。

幸せ!

 

 

大会長の藤原先生(坂総合病院)とディスカッションできました。

発表者より前で食いついている奴は誰だ(笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Posted by : forest-hokke | 日々 | 14:20 | comments(0) | trackbacks(0)| - |
記事に載りました!

ある日、フォーレスト訪問看護ステーションに電話が…

東京読売新聞の記者さんからで、オムツについて電話取材したいとのこと。

弊社ホームページ『お役立ち介護マニュアル』にある動画【介護用オムツのあて方】の再生回数が全国上位にあるということで、取材対象となったようです。

光栄です。

 

『食べて出す』『寝て起きる』。

在宅生活を再構築するにあたり、これを ”生活の底辺” と呼び、とても重視し支援に努めています。

栄養や誤嚥の課題なども含め『食べる事』。介護負担を大きく左右する排泄『出す事』。介護・医療処置・病状・安心安全などの要素がからむ『寝る事(本人も家族も)』、これもまた介護・医療処置・病状・安全安心などの要素がからむ『日中どの程度の時間、本人だけで過ごせるか=『起きる事』』。

 

 

弊社の倉庫です。

多くの種類、試供品を用意しています。

古い写真です。今はもっともっと種類が増えています。

 

 

 

2017.10.6読売新聞

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年齢は書かないで!!!! 本人談(笑)
 
       
 
   
Posted by : forest-hokke | 日々 | 18:01 | comments(0) | trackbacks(0)| - |
30年改定に向けた意見

30年の診療報酬・介護報酬の同時改定に向けて、介護給付費分科会の議論が、まず一巡しました。

京都で会議があり、弊社の意見書を出させていただきました。

 

根本は2つ

・訪問看護ステーションについては、看護の方々との協働の推進を図るべく、看護の諸団体の方々と協調して改定に望んでいただきたい。

・「自立支援」について、本質を大きく逸脱して適正化の代名詞となっているため、慎重に対応していただきたい。

 

 

Posted by : forest-hokke | 記事ピックアップ・制度改定 | 23:57 | comments(0) | trackbacks(0)| - |
国民生活基礎調査

平成28年国民生活基礎調査の概況が公表されました。

ぜひ記事ではなく、調査結果をまずはみて、色々感じていただくことをお勧めします。

 

http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-tyosa/k-tyosa16/index.html

Posted by : forest-hokke | 記事ピックアップ・制度改定 | 22:11 | comments(0) | trackbacks(0)| - |
栄養改善サービスの充実を検討 通所介護、次期改定へ加算の見直しも論点

サテライトみやぎの通所介護事業所では、栄養支援のパイロット事業として、体組成計InBodyを導入して、看護師による栄養評価及びアドバイス、理学療法への反映、栄養補助商品の提案などを行っています。良い結果が集まっているようで、「第7回日本リハビリテーション栄養研究会学術集会仙台大会」にて発表する準備中です。

 

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厚生労働省は来年度の介護報酬改定に向けて、充実した栄養状態のケアが通所介護で提供されるようにする方策を検討していく。社会保障審議会・介護給付費分科会の7日の会合で、「自立の支援には低栄養の予防が重要」と改めて強調。既存の「栄養改善加算」がほとんど算定されておらず、インセンティブの機能を十分に発揮していない現状を課題として説明した。

  厚労省の昨年度の調査によると、通所介護の利用者のうち体格指数(BMI)が18.5未満でやせ過ぎの可能性がある人は、およそ4人に1人の24.0%にのぼっている。2013年度の研究事業のレポートでも、35.3%に低栄養のリスクがみられると指摘されていた。問題を抱えていると思われる人は多い 。会合ではそんな認識が共有された。

 

俎上に載ったのは栄養改善加算だ。1人以上の管理栄養士を配置し、個別の相談・指導などを行うと算定できる。対象とする利用者には基準があり、

BMI18.5未満

過去6ヵ月以内に3%以上、または2kgから3kg以上の体重の減少が認められる

血清アルブミン値が3.5gdl以下

食事の摂取量が不良(75%以下)

その他、低栄養の状態にある、またはその恐れがあると認められる

のいずれかに該当しなければいけない。

 

取得している事業所はごく一部だ。2013年度の研究事業では、全体のわずか1.8%にとどまっているという結果が明らかにされた。算定していない理由では、「栄養改善が必要と思われる利用者がいない(32.6%)」、「必要な専門職を配置できない(32.1%)」が目立っていた。

  「通所の利用者に対して、栄養改善の適切な取り組みが行われていないのではないか」。厚労省はそう整理し、事態の好転を図る構えをみせた。これを受けた委員からは、栄養改善加算の要件を見直して算定までのハードルを低くしたり、栄養に配慮する重要さを改めて周知したりすることを求める声があがった。

Posted by : forest-hokke | 記事ピックアップ・制度改定 | 19:32 | comments(0) | trackbacks(0)| - |
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